日立造船の子会社がイギリスで都市ごみ焼却発電プラント建設工事を受注

　日立造船株式会社の１００％子会社で、都市ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守などを手がけるHitachi Zosen Inova AG（以下、HZI社）は、このほど、イギリスのごみ焼却発電事業者であるSITA STW Ltd. （以下、事業者）より、イギリス北東部Teessideでの都市ごみ焼却発電プラント建設工事を受注したと、7月4日に発表した。

日立造船のコメント

　本件は、イギリスのSunderland、Geteshed、South Tynesideの各自治体が、ＰＦＩ方式によるごみ処理およびごみ焼却発電プラントの建設・長期運営事業を事業者に委託したものであり、本件の事業者より、HZI社がＥＰＣをフルターンキーで請負ったものです。
　HZI社は、欧州で２００件以上の受注実績を持つ大手ごみ焼却発電プラントメーカーであり、本件は同社にとってイギリスで４件目の受注実績となります。
　当社は、国内の都市ごみ焼却施設メーカーとしてトップクラスの実績を誇っており、海外では中国や韓国、台湾などアジア地域での海外展開を加速してきましたが、昨年末にはHZI社（当時：AE&E Inova AG社）を買収し、本年４月には米国に環境事業の拠点となるHitachi Zosen Inova U.S.A.LLC社を設立するなど、全世界マーケットを視野に入れた海外展開施策を打ち出しており、都市ごみ焼却炉事業での世界No.1メーカーを目指していく所存です。

本件の概要

【注 文 主】 SITA STW Ltd.
【最終需要家】 South Tyne & Wear Waste Management Partnership
【建 設 地】 Tees Valley Teesside
【施設 規模】 ストーカ式焼却炉（９１２ｔ/日＝４５６ｔ/日×２炉、発電量：２万４千ｋｗ）
【 納 期 】 平成２６年２月末

関連リンク

Hitz（日立造船株式会社）
http://www.hitachizosen.co.jp/company/index.html