2014年06月18日10:00 【トピックス】
日下部機械、船舶舵用組み付け装置販売
日刊工業新聞によれば、日下部機械は6月中に、安全性とスピード向上を目的とする中国製の船舶のスクリューや舵(ラダー)の組み付け装置の輸入販売を始める。
クレーンを使って行う組み付け工程に代わって使われる同装置は、スクリュー用装置とラダー用がそれぞれ約5000万円、兼用が約8500万円。
安定性を保つことが難しく、シャフトとの芯出し作業も時間がかかる舶用大型部品の組み付けは、これまでクレーンで複数箇所を玉掛けすることが多かった。
海外では専用装置による組み付けが浸透しており、結果として効率化が進み、ドックの回転率も向上している。
同社は同装置の中国での出荷前検査や国内到着後の手直し、アタッチメント製造、メンテナンスなども請け負う。
簑原寛秀社長は「汎用的な船舶でも互角に渡り合うには、安価な設備を使いこなし効率化する必要がある」とコメント。