2014年01月22日10:00 【トピックス】
小峰城修復、石垣積み上げ工事開始
福島放送によれば、市文化財課職員らが見守る中、白河市の国史跡小峰城跡で東日本大震災で10カ所にわたり崩落した石垣を積み上げる工事が始まり、小峰城修復が新たな局面に入った。
今回の工事は本丸南面で行われ、クレーンで積石(つみいし)をつり上げ地面に下ろし、積石の隙間に飼石と呼ばれる小型の石を挟んで固定したが、平成26年度にかけて修復し、27年度に本丸と三重櫓(やぐら)を開放する予定。
市は崩落した石垣の石材を可能な限り再利用する方針で全体の修復完了は28年度になる見込み。
施工業者の作業責任者は甲府城などの修復を手掛けたベテランで「石垣は崩落の危険性がある場合、通常崩れる前に修復を行う。
完全な崩落後の修復は大変難しい作業になると思うが、やり遂げたい」とコメントした。