日立建機はトルコの金鉱山向けにマイニング機械を受注

日立建機株式会社は、トルコの金鉱山向けに、トルコ国内で初となる、電動式の超大型油圧ショベルとトロリー式ダンプトラックの組み合わせによる、合計8台の一括受注をした。

電動式の超大型油圧ショベルとトロリー式ダンプトラックの組み合わせはトルコ国内初

今回の受注は、日立建機の中東地域における販売・サービス会社である日立建機中東、カナダの金生産会社であるエルドラド・ゴールドの傘下で、トルコ国内最大規模の金生産量を誇るキスラダグ金鉱山を開発するトゥプラグ社から注文を受けた。電動式のEX5600超大型油圧ショベルが1台、株式会社日立製作所製の最新式IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)インバータを使用したAC駆動方式のEH4000ACリジッドダンプトラックが7台の合計8台で、メンテナンス部品を含めた受注額は40億円以上を見込んでいる。
今回納入されるダンプトラックは、車体上部に搭載されたパンタグラフにより、登坂路に接地された架線に流れる電力を取り込むことで坂を上る、トロリー式を採用。電動式の超大型油圧ショベルと合わせて、鉱山現場内に設置された発電所から供給される電力を利用できるため、燃費を大幅に削減できる見通し。この組み合わせは、アフリカ南部を中心に稼働実績があるが、トルコ国内はもちろん、中東地域の鉱山現場で採用されるのは、業界で初めてとなる。

関連リンク

日立建機株式会社
http://www.hitachi-kenki.co.jp/news/press/PR20120718165120893.html