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竹中工務店は建物を活用しながら中間階免震改修を実施する「免震装置プレロード工法」を開発

 

竹中工務店は、中間階免震改修工事において工事中も建物を通常通り利用でき、施工品質を高めることが可能な「免震装置プレロード工法」を開発し、「江東区役所本庁舎」において初適用した。本工法は、新たなプレロード機構を開発した点に特徴がある。(特許出願済)

居ながらにして実施できる中間階免震改修

「江東区役所本庁舎」では主に庁舎駐車場になっている1階部分の柱上部に免震装置を設置する。今回、免震改修工事中も免震階を駐車場として供用する必要があったため本工法を採用した。
一般的に中間階免震改修は、柱の一部を切断して積層ゴムなどの免震装置を挿入し、柱が受け持っていた荷重を免震装置に載せ替える。この作業を一部の柱だけで行なってしまうと、免震装置の縮みによって上部の建物が部分的に沈下し、有害な変形が発生する場合がある。従来の一斉ジャッキダウン工法では荷重載せ替え作業を多数の柱で一斉に行うことによって、この不均等な変形を防止していた。その結果、免震工事階の大部分が工事エリアとなり、工事中はその範囲を使用できなかった。本工法では、柱ごとに免震装置の設置作業を実施できるので、居ながらにして実施できる中間階免震改修の更なる推進が期待できる。

関連リンク

株式会社竹中工務店
http://www.takenaka.co.jp/news/2012/07/03/index.html

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