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JFEエンジは東邦ガス四日市工場で新型熱量調整設備を受注 ~多様な天然ガスの利用に対応する熱量調整器を共同開発~

JFEエンジニアリング株式会社は、東邦ガス株式会社と共同で、都市ガス製造工程で使用する熱量調整器(熱調器)を新たに開発した。

LPG液を確実に微粒化できるノズル

都市ガスは、液化天然ガス(LNG)を気化させた後に液化石油ガス(LPG)を添加して所定の熱量に調整されている。一方、海外から輸入される液化天然ガス(LNG)は産地ごとに熱量が異なるため熱調器には高精度な制御が求められる。また、都市ガスは時間帯によって需要の変化が大きいため、熱調器には広範囲の流量変動に対応した運転も求められる。
従来のベンチュリ式熱調器では、最大運転流量の1/5以下の流量ではLPG液の微粒化ができないため混合が難しく、広範囲の流動変動に対応するには、大流量用と小流量用の2系列の熱調器が必要だった。
今回両社が開発した新型熱調器は、LPG液を確実に微粒化できるノズルを組み込んでいるため、1系列の熱調器で最大運転流量の1/20の流量まで対応することが可能。これにより、建設コストの削減および設置箇所の省スペース化を図った。
JFEエンジは、東邦ガス四日市工場で新型熱調器を受注した。これは、東邦ガスが伊勢湾横断ガスパイプラインの開通に合わせて計画している四日市工場製造設備の増強工事で採用を決定したもの。

関連リンク

JFEエンジニアリング株式会社
http://www.jfe-eng.co.jp/index.html

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