2011年11月21日10:00 【トピックス】
三井住友建設は“分割製作方式U桁リフティング架設工法”を実用化― 首都圏中央連絡自動車道中野高架橋北工事が竣工 ―
三井住友建設株式会社は、市街地に建設される高架橋に最適な“分割製作方式U桁リフティング架設工法”を開発し、首都圏中央連絡自動車道中野高架橋北工事に技術提案して受注し、鋭意施工を進めてきたが、このたび工事が竣工したことで工法の実用化が完了したと、11月15日発表した。
狭小な市街地での高架橋建設プロジェクトに最適な工法
“分割製作方式U桁リフティング架設工法”は、U形断面のプレキャストセグメントを地上で場所打ち接合して一体化した桁の両端を、リフティングガーダーにより吊り上げて一括架設する急速施工法。桁架設のために桁下空間は利用できるものの、桁製作ヤードに十分な広さを確保できない狭小な市街地での高架橋建設プロジェクトに最適な工法だ。
同社では、都市内高架橋向けに“U桁リフティング架設工法”および“後方組立方式スパンバイスパン工法”を開発し、それぞれ大規模建設プロジェクトに適用してきたが、“分割製作方式U桁リフティング架設工法”の実用化により、架橋地点によってさまざまな条件下での最適解を選択できる架設工法メニューがさらに充実できたことから、今後さらに積極的に総合評価落札方式プロジェクトへの技術提案を進めていく。
関連リンク
三井住友建設株式会社
http://www.smcon.co.jp/index.html