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日鉄住金建材の防災商品“ノンフレーム工法”が「2011年度グッドデザイン賞」を受賞 ~「斜面防災と環境保全を両立する技術」が高い評価を獲得~

 新日鉄グループの日鉄住金建材株式会社は、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「2011年度グッドデザイン賞」(Gマーク)が防災商品“ノンフレーム工法”で受賞したと、10月3日発表した。
 同社の商品の受賞は2010年度のガードパイプ“GP-N”に続いて、2年連続となった。

樹木を保全したがけ崩れ対策

 ノンフレーム工法は、自然環境や景観を保ちながらがけ崩れ対策が図れるという、これまでにない画期的な斜面防災工法だ。
 従来、がけ崩れ対策では、斜面全体をコンクリート構造物で覆い固めてしまう方法が一般的に行われてきた。しかしこの方法は、斜面の樹木を伐採しなければならないうえに、人工的なコンクリート構造物が長年に渡って目立ち、環境や景観が損なわれてしまうという問題があった。
 この問題を解決するために、“樹木を保全したがけ崩れ対策”をコンセプトに開発されたのが、ノンフレーム工法だ。
 本工法の開発に当たっては、重厚な構造物で斜面を抑え込むという従来の考え方とは一線を画し、樹木の「根っこ」が持つがけ崩れ防止効果に着目。その効果を“人工根”として具現化することによって、樹木を伐採せずにがけ崩れ対策を図ることを可能にした。
 今回のグッドデザイン賞では、ノンフレーム工法が有する「人と自然が共生し、森林保全と斜面防災を両立させる」という効果が高く評価された。

関連リンク

日鉄住金建材株式会社
http://www.ns-kenzai.co.jp/index.html

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