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三井住友建設は『円筒形構造物形状管理システム(3D-SYLIMAS)を実用化~3次元レーザー計測を鉄道構造物の精度管理に適用~

 三井住友建設株式会社は、鉄道などに設置されるRC(鉄筋コンクリート)スノーシェルターの内空形状を3次元レーザーにより計測し、精度の高い出来形管理や建築限界管理を行う “円筒形構造物形状管理システム(3D-SYLIMAS)”を開発したと、9月12日発表した。

今後は鉄道構造物へ導入し維持管理の合理化へ

 このシステムは、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 発注の北陸新幹線 上越・糸魚川地区(PCけた)工事におけるRCスノーシェルター付きPC下路桁の出来形管理に適用し、初期の目的を達成した。
 今後は、このシステムを鉄道構造物の精度管理システムとして導入し、施工プロセスにおける高品質化を推進するとともに、維持管理の合理化に向けて技術提案を行っていく方針だ。

3D-SYLIMASの特徴

 短時間で360°の形状計測が可能な3次元レーザースキャナーを用いてスノーシェルターの内空壁面を計測し、そのデータを可視化するもので、以下のような特徴を有している。
 (1) 出来形と設計形状との比較を3種類の方法で表示でき、リアルタイムで確認できる。
 (2) 公共座標系で計測を行っており、従来の計測管理との比較が容易。
 (3) 記録された構造物形状データを初期値として、供用後の径時変化を把握できる。

関連リンク

三井住友建設株式会社
http://www.smcon.co.jp/index.html

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