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戸田建設は梁せいの1/2の大開孔を設置可能な「大開孔基礎梁工法」を開発

戸田建設株式会社は、鉄筋コンクリート造基礎梁に梁せいの1/2の直径を有する貫通孔が設置可能な開孔補強工法「大開孔基礎梁工法」を開発し、一般財団法人日本建築総合試験所において建築技術性能証明(GBRC性能証明 第12-05号)を取得した。

K型補強筋とあばら筋がコンクリートの損傷を軽減

鉄筋コンクリート造梁に貫通孔を設けると梁としての強度・剛性が低下することから、貫通孔が円形の場合には、貫通孔径は梁せいの1/3以下とすることが望ましいとされている。基礎梁においても直径600φ程度の人通孔を設ける場合には、設計から定まる必要断面に関わらず、梁せいは1,800mm以上必要となる。このことは土工事・躯体工事のコストアップにつながるため、新たにK型の形状をした補強筋を考案し、梁せいの1/2の直径を有する貫通孔が設置可能な開孔補強工法を開発した。
この「大開孔基礎梁工法」の開孔補強筋の特徴は、K型補強筋と呼ぶ、鋼板に鉄筋を溶接した開孔補強筋を用いることだ。このK型補強筋と開孔周囲に密に配筋したあばら筋により、開孔周囲のコンクリートの損傷を軽減する。また、この工法は開孔径を梁せいの1/2とした有孔梁試験体の加力実験により、開孔補強方法の妥当性を確認している。

関連リンク

戸田建設株式会社
http://www.toda.co.jp/news/2012/20120720.html

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