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三菱重工のブラジル現地法人がパルプ最大手企業からバイオマス焚きボイラーを受注

三菱重工業のブラジル現地法人であるCBC重工業株式会社は、同国最大のパルプメーカーであるスザーノ社(Suzano Papel e Celulose)から大容量・高性能のバイオマス焚きボイラーをターンキー契約で受注した。スザーノ社が所有する最大規模の工場であるムクリ(Mucuri)工場向けで、パルプ生産に必要な電力および熱供給源の役割を果たしていくこととなる。納入は2014年初めの予定。

ボイラーのほか、燃焼装置や電気集塵機なども供給

受注したボイラーはバイオマス専焼最大蒸発量120トン/時(定格)。CBC独自の流動床(Bubbling Fluidized Bed:BFB)技術を採用しているのが特徴で、パルプ用木材に付随して発生する間伐材や木皮、廃材などのバイオマス燃料(木質燃料)を高効率で燃焼する。
CBCは今回、ボイラー本体のほか、燃焼装置や電気集塵機などの周辺機器も供給、また、輸送、指導員派遣、試運転などに当たる。
ブラジルは、ロシアに次ぐ世界2位の面積を持つ森林大国。豊かな気候条件の下、高い森林生産率を誇って、紙の原料となるパルプの一大生産地となっている。
CBCは、サンパウロ州ジュンジアイ市に本社を構える同国最大のボイラーメーカー。1957年からバイオマス焚きボイラーを製作・供給し、その製作累計は今回のスザーノ社向けで101缶に達する。ここ数年も、最大150トン/時に達する多数の大容量・高性能バイオマスボイラーをパルプ業界はもちろん、石油化学業界などへも連続して納入しており、ブラジル市場での信頼度は極めて高い。今回の受注はこれらの実績が高く評価されたことによる。

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三菱重工業
http://www.mhi.co.jp/news/story/1206135220.html

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