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竹中工務店の「伝統木造建築用超塑性亜鉛アルミ合金制震ダンパー」が相次いで採用 ~外観・内観を変えずに耐震補強が可能でメンテナンスフリー~

 

竹中工務店が伝統木造建築を地震から守る技術として、2010年に開発した「伝統木造建築用超塑性亜鉛アルミ合金制震ダンパー」が、3件の耐震補強工事に採用された。

外観・内観を変えずに耐震性を向上

「伝統木造建築用超塑性亜鉛アルミ合金制震ダンパー」は、地震エネルギーを吸収し、地震時の揺れを低減する装置で、一度設置すればほとんどメンテナンスの必要がなく、外観・内観を変えずに耐震性を向上させる。一般的な架構と比較し、本ダンパーで補強した架構は揺れを約20~30%低減。
これまで、椿山荘三重塔(東京都文京区)、身延山久遠寺法喜堂(山梨県身延町)、堀之内妙法寺本堂(東京都杉並区)といった歴史ある伝統木造建築の改修工事の際に本ダンパーを採用した。
また、本ダンパーは、昨年10月に、財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得。製造品質、制震性能の安定性、長期耐久性など、設定した諸性能に関する認証基準を満たしていることについて亜鉛アルミ合金の供給担当である株式会社コベルコ科研と共同で第三者評価機関からの性能証明を取得したことにより、信頼性の高い新技術として確立。同社では今後、伝統木造建築のリニューアルに際し、本ダンパーによる耐震補強もメニューの一つとして積極的に提案していく。

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株式会社 竹中工務店
http://www.takenaka.co.jp/

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