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清水建設は現本社ビル「シーバンスS館」を制震改修

 

清水建設株式会社は、最先端の制震技術により、現本社ビル「シーバンスS館(以下S館)」を発生が懸念されている関東地震の2倍規模の超巨大地震に遭遇しても構造安全性を維持できる制震ビルに改修する。4月から制震装置の設置に着手していて、約4ヶ月で改修工事を終了する予定。なお、同社は8月までに本社を中央区京橋に移転し、S館は9月にも賃貸ビルとして新装オープンする。

回転式制震ダンパー「DYNAMIC SCREW」を採用

制震改修の要となる制震装置は、清水建設(株)と日本精工(株)、カヤバ システム マシナリー(株)、平和発条(株)が共同開発した、建物の揺れを回転運動に変換する回転式制震ダンパー「DYNAMIC SCREW」を採用。このダンパーは、通常の制震装置と同様、建物の揺れを錘の動きに代えて吸収するが、自重の4,000倍以上の錘と同等の吸収効果を発揮することが大きな特長だ。これは、自転車の漕ぎ始めのように、回転運動の起動に大きな力を要する特性を利用したもので、建物の揺れに回転式の錘が反応して回転・反回転の起動を繰り返し、小型の装置でも絶大な制震効果を発揮する仕組みになっている。

関連リンク

清水建設株式会社
http://www.shimz.co.jp/index.html

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