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五洋建設は塩害抑制表面含浸材「T&C防食-塩害用-」を開発

五洋建設株式会社と株式会社日興は、東洋大学理工学部 福手勤教授の指導のもと、鉄筋コンクリート構造物の塩害抑制効果に特化した表面含浸材「T&C防食-塩害用-」を開発した。

ハイブリッド型の表面含浸材

今回開発した「T&C防食-塩害用-」は硬化後のコンクリート表面に浸透性の高い無色透明の緻密化と、撥水化を促す2種類の液体を塗布することで、コンクリート表面の外観を変えることなく浸透部を緻密化した上に、更に撥水性を付与することができるハイブリッド型の表面含浸材だ。
2004年5月に建設技術審査証明を取得した表面含浸工法「T&C防食」(建設技術審査証明 第0403号)に使用していた材料の構成を改良し、特に塩化物イオンの侵入抑制効果を高めた。
コンクリートの表層部に撥水性を付与することで、飛沫や波浪等に含まれる塩分や水分等の劣化因子がコンクリート表面に付着することを防ぎ、更に緻密化することで、コンクリート内部の劣化因子の侵入経路を狭めることができる。この2つの効果によってコンクリート内部への劣化因子の侵入を効果的に抑制することが可能だ。
各種遮塩性試験結果による試算では、塩害に対する耐久性を無処理に比べ3倍以上に向上できることを確認した。

関連リンク

五洋建設株式会社
http://www.penta-ocean.co.jp/index.html

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