2014年09月19日10:00 【その他】
樹齢50年のカラマツ、塩尻で種採取
信濃毎日新聞によれば、2016年春に長野県内で開く全国植樹祭で、天皇陛下がまかれるカラマツの種を採取する作業がはじまり、県職員らが高所作業車で地上約20メートルまで昇り、手を伸ばして種の付いた球果を丁寧に摘み取った。
信州林業を支える樹木として、天皇陛下が木の種をまく「お手播(ま)き」の樹種に選ばれたカラマツは、1964年に県内で開催された全国植樹祭で昭和天皇がまいた種から育った樹齢50年の木。
尻市片丘の県林業総合センターで行われた作業で採取した比較的新しい枝にある直径数センチの球果には30~40個の種が付いており、球果を2週間ほど乾燥させて種を取り出し、ヤニやごみなどを取り除く。
県林務部の塩原豊部長は「大きくてしっかりした種が付いている。いい苗木になる」とコメントした。